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一番の目標は“自分らしく仕事も家庭も愉しめる”女性
H.Sさん
| 障害部位 | 下肢障害 6級 |
|---|---|
| 性別 | 女性 |
| 年齢 | 34歳 |
| 会社名 | グラクソ・スミスクライン株式会社 |
| 所属/職種 | 兵庫支店/支店事務 |
グラクソ・スミスクライン株式会社の兵庫支店で勤務するHさんは、比較的男性の多いMR(医薬情報担当者)や営業スタッフの中で、紅一点の事務スタッフとして活躍されています。
数年前に結婚をし、家庭と仕事との両立を目標に掲げ、忙しい毎日を過ごしていらっしゃいます。
より良い環境で、より楽しく、より仕事を充実させる・・・そのための障害者採用
Hさんは、先天性の下肢障害を持ち、小学校4~5年の時にすでに障害者手帳は取得していたものの、就職に関しては特に手帳を使用することなく前職まで勤めていたと言います。
「なぜ一般採用での就業を続けていたのか・・・?それは“障害者採用という制度について良く知らなかった”ということが一番の理由ですね。もし知っていたならばもっと早く使っていたと思います。13年間、日本に住む外国人のための組織で事務の仕事をしていましたが、やはり障害による不自由さを感じることも多々ありました。そんな時、周囲に障害のことを伝えられていないがために、自分の中で解決しなければならなかったり、我慢や無理をせざるを得なかったり・・・苦労を感じることもありましたから。」
障害者採用の制度について知り、より良い環境で、より楽しく、より仕事を充実させたい・・・そんな想いを抱き、手帳を使っての転職に踏み切ったHさん。
専門の人材紹介会社を通して情報収集などを行いながら就職が決定したのが、今の会社「グラクソ・スミスクライン」です。就職活動時に希望していたとおりの事務職に就くことができました。
「希望する職種や就業条件、働きたい企業や職場環境のイメージについては、きちんと自分の中でも明確にしておくべきですね。無理や妥協の無い仕事・職場を見つけることが何より大切、それが充実した仕事を長く続けていくためには不可欠だと実感しています。」
アシスタントは自分だけ。責任が重い分やりがいも大きい。
現在Hさんは、大手外資系医薬品メーカーである同社の兵庫支店にて、事務全般とMRのアシスタント業務を幅広く担当しています。支社には、70~80名もの方が所属しているのですが、そのほとんどがMR職のため、普段はほぼ出払っているのだそう。そのため、静かで落ち着いた雰囲気のオフィスで、少人数で業務をこなすことが多いと言います。
「午前中、MRの方たちがオフィスにいる際は、午後からの営業に向けた準備のサポートなどを行います。逆に、外出している午後には、各種事務処理や外からの連絡・依頼への対応などをメインに担当することになります。
営業アシスタント的な立場でもある事務担当者は私だけなので、責任を感じることも多いですね。依頼を受けた仕事を無事やり終えた時、役に立ったという手ごたえがあった時、『ありがとう』という感謝の言葉をもらった時・・・そんな時が、やりがいと充実感を感じる瞬間ですね。」
全てに満足・・・というのは贅沢すぎ。他の手段で解決させる。
MRは大半が男性のため、オフィスの男女比も9:1。女性が少ない上に、普段はひとりで仕事をすることが多いという環境では、やはり寂しさを感じる場面も少なくは無いのだそう。恵まれた職場環境であることは承知しながらも、気軽に悩みを相談したり、雑談をしたりできる同じ年代の女性が周りにいてくれたらもっといいのに・・・という願いもあると、Hさんは語ります。
「ただ、それは言っても仕方の無いこと。なので、友人や家族にアドバイスを求めたり、他愛の無い話をしたり、書籍等を読み、気持ちを新たに仕事に取り組みます。」
どうしても変えることができない環境については、その代替となる手段を見つけて、自ら解決しようと努力しているそうです。
一番の目標は“自分らしく仕事も家庭も愉しめる”女性
「もともと、事務の仕事を希望しており、オフィスワークが自分に合っているとも思っているため、今の仕事には満足しています。私の採用を決めてくださった支店長や人事の方にもとても感謝しています。
障害者採用という雇用形態についても、周囲の理解や配慮が得られていることもあり、当面はこの会社で頑張って行きたいと思っています。 今の仕事を自分の使命として、少しでも周囲に貢献できるよう、コツコツ取り組んでいくつもりです。
その中で、MRの方達が、もっと気軽に仕事を依頼できる・・・そういった存在になりたいですね。特殊分野の営業という難しい業務をこなしているMRの方が、より効率的に営業できるような、また気持ちの良い環境で仕事ができるような環境作りに積極的に取り組んでいくことにより、私自身も成長するはずだと確信しています。
そして、いつか私が退社する時が来たとしても、その後も”障害者採用”のポジションが続いていくよう、頑張って良い前例になりたいですね。」
また、もうひとつ重要な仕事である“主婦業”もきっちりやりたいし、自分の時間を持ったり、ご主人との週末をもっと充実させたものにもしたい、というHさん。
「最近は、家庭と仕事の両立についても、真剣に考えるようになってきました。やっぱりプライベートが充実していないと、仕事も楽しめないと思いますから。
ゆくゆくは子供も欲しいので、その時は産休などの制度を使わせもらうことにもなるはず。そうした将来を見据えて、今のうちから責任感を持って仕事に取り組み、周囲の信頼も得ておきたいですね。自分らしく仕事も家庭も愉しめる、そんな女性を目指しています。」
社会人として、主婦として、将来の母親として・・・着実に前を向いて進んでいることを感じさせられる・・・Hさんは、そんなステキな女性でした。

