働く障害者インタビュー「わたしのしごとば」

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障害による苦手分野は“量より質”でクリアする!

O.Mさん

障害部位 上肢・下肢障害 1級
性別 女性
年齢 25歳
業種 人材派遣会社(テンプグループ)
職種 営業部門/人材コーディネーター・アシスタント



10歳のころからの上肢・下肢障害のため、車いすで勤務をしているOさんは、新卒で今の人材派遣会社に入社し、2年目を迎えた25歳。現在は人材コーディネーターアシスタントとして、日々業務に勤しんでいます。



「机の上で学んだこと」と「実際の仕事」が結びついていく

「大学ではキャリアデザイン学部に在学していました。そこでは、現代社会や地域社会、生涯学習についてや、フリーター・ニートなどの雇用問題についてなど、“キャリア”全域について学びました。その先に社会に出て仕事をする身としては、非常に興味があり、ためになる内容だったと思います。
でも、その学習や現場実習を経て、人材業界の大変さやシビアさを知ることになり、逆に人材紹介を避けて転職活動をしていました。」

・・・と、語るOさんが、“人材業界”である現在の会社に入社したわけは、障害者向け転職説明会で同社を知り、その時に聞いた女性のグループ会社社長の話に魅せられたことと、もともと潜在的に知っていた人材業界への興味がジワジワと湧き上がってきたこと、そして自分が学生時代に学んだことを直接活かせる業界であること・・・そのような複合的な理由からだと言います。

実際に入社してみると、学生のころには想像していなかった“スピード感”を感じ、驚いたそう。新しいことをドンドン考え・実行していく会社のスピードに乗っていくことに必死になってここまで来たと言います。
けれども、学生時代に机の上で学んできたことと、実際の現場とのギャップを感じながらも、確実に双方は結びついていっているのを感じ、この業界に飛び込んだことを正解だったと感じているそうです。

障害による苦手分野は“量より質”でクリアする!

オフィス風景Oさんの職種“人材コーディネーターアシスタント“は、人材コーディネーターが面接した後の登録者データの集計・リスト作成、情報配信、WEBへの求人情報掲載から、時には人材コーディネーターの職域でもある人選まで、幅広い業務内容です。

「今の立場は目標の人材コーディネーターになるために欠かせないステップ。忙しく、大変ではあるけれど、登録から就業までの全体の流れも見ることができて、このポジションこそが人材コーディネーターへの近道だと感じながら頑張っています!」

Oさんには障害のため、苦手とする分野がいくつかあります。そのひとつが、「短時間で」仕事をこなさなければならない・・・という状況。握力が弱いために、作業に対するスピードを求められても、どうしても人と同じ速さでキーボードをたたいたり、書類を扱ったりするのは難しいといいます。
そういった場面では、自分のできる速さの範囲で効率よく仕事をこなすこと、またスピードではなく質でカバーしていくこと、それを心がけているそうです。
たとえばお仕事案内の電話をかける業務の場合、普通だと10人に電話できるところ、Oさんは6件くらい。それを質でカバーするという観点からすると、少ない仕事案内件数でも「じゃぁ、その仕事に応募してみます!」といってくれる件数が多ければ良いのです。極端に言えば、6人中6人全員が応募を決心してくれれば、10人に電話をかけて6人決めたのと同じこと。
そこで、案内する際、その仕事の良さ、どういった点がその方にオススメなのか、実際に職場で働いているイメージ・・・そういったことがきちんと伝わるように意識しているということでした。WEBに仕事の案内を掲載する際も同様、その仕事がいかに魅力的かをアピールする工夫をしているそうです。

自発的に周囲に“お願い”をする積極性

「また、苦手な点・できない事は、周囲の人の協力を仰ぐため、自ら積極的に声を掛けるようにしています。
例えば高い所の物が取れない時、扉の開け閉めが難しい時など。またスピードを重視すべき仕事については、余裕を持って依頼をしてもらうようお願いしたこともあります。」

「私は、事故による怪我から障害を持ちましたが、ずっと周囲の方に助けられながら今まで来たと思っています。現在の仕事場でもそう。
なので、自分に何ができるか?をシッカリと見つけて、今度は私がみんなの役に立ちたいと思っています。他の人のために役に立てる仕事に携わっていきたい。
そして、私が社会や人に貢献していくことにより、それが認められ、障害のある人がもっと活き活きと働けるような社会作りをしていければなぁと思っています。」

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