働く障害者インタビュー「わたしのしごとば」

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仕事も家庭も子育ても・・・オールマイティなママ

O.Sさん

障害部位 右下肢障害 4級
性別 女性
年齢 37歳
業種 人材派遣会社(テンプグループ)
職種 営業部門/事務



現在5歳と3歳の二人の子育て中というOさんは、事故で障害を持った後も、2人目のお子様の出産を終えた後も、わずかな期間休みをとっただけで職場復帰を果たしたそう。
「私って家にずっといるのに耐えられない性格なんですよ。常に外に出て行きたい、いつまでも仕事を通して社会と接点を持っていたい、そう思ってしまう性格なんです。」

自分についてそう語る、アクティブなキャリアママは、子育てと仕事とで大忙しで、障害を気にかけている余裕なんてなさそう・・・。自分の生活を充実させるために多忙な日々を送っています。



“普通扱い”が何よりの気遣い

Oさんの勤務時間帯は17時30分まで。遅くとも18時までにはオフィスを出るそうです。なるべく残業が無いように周囲も協力してくれるということですが、これは障害に対する配慮というよりは、子育て中のママに対する気遣いだと考えてよさそうです。

そんな行動的なOさんでも、やはり育児休暇明けに今の職場に再就職したばかりのころは電話応対だけでも大変だったなぁ・・・と、当時を振り返ります。障害者採用で入社したものの、良い意味で特別な扱いは無く、新しいことを次々と吸収しなければならなかったそうです。

「でも、そういった“普通扱い”のおかげで、自分自身も気兼ねすることなく勤務でき、また様々な仕事にもチャレンジできるのです。とても恵まれた環境で仕事ができていると思っています。」

 「依頼されたらすぐにやる」これが私のモットー

オフィス風景普段の業務の中でも割合を多く占める「電話応対」でも、全く顔が見えない相手と話すことに難しさを感じているのだそう。声のトーンだけで相手の気持ちや表情を察しなければならないので、未だに苦労しているとのことです。

電話の向こうの登録者の気持ちがわからず怒らせてしまいそうになったり、相手が望んでない対応をしてしまったり・・・と失敗談も尽きないと言います。

「先方に言われたとおりに対処したつもりだったのに、実はそれを望んでいなかった。それがわかった時、言葉の裏を読まなければならなかったんだなぁと反省しました。」

他にもOさんの業務は、データ入力や加工、書類関係、数字のまとめや資料作成、営業・コーディネーターのフォローなど多岐にわたっています。

「自分の身体のことをカバーする意味でも、自分の仕事、やるべき業務は『あっ、忘れてた!まだ終わってません!』というようなことの無いよう、シッカリとこなすようにしています。だから私のモットーは『依頼されたらすぐにやる!』。忘れないうちに着手してしまうよう、終えてしまうように常に意識しています。」

仕事も家庭も子育ても・・・オールマイティなママ

「仕事での目標は何ですか?」

その問いに、Oさんは控えめに「人材コーディネーターをやってみたいなぁとも思うんですけどね・・・」と答えました。
その“控え目”の理由は、「自分がシャベリがあまり上手くないと感じていること、初対面の人とすぐに打ち解けて話すことが苦手だと思っていること」にありました。

けど、それを克服するために、現在土日を利用して“話し方教室”に通っているのだそうです。教室では、“話すこと”について、基本の基本からいろいろ教えてくれ、非常に面白いといいます。

「ガンバレば、人前でのスピーチや大勢の前で話すこともできるようになるかもしれない。そうしたら、人材コーディネーターにもチャレンジしてみたいなぁ」

平日は仕事と子育て、休日だって子供達と大好きなアウトドアに出かけて釣りやキャンプを楽しむ・・・そんな忙しさの中、さらにその合間を縫って時間を作り、さらに自分磨きに励んでいる。
そんなOさんは、まさに理想的なキャリアママ。

「仕事は自分のためにしているだけ。特に子供にカッコイイ姿を見せたいとか・・・そんな気持ちは特には無いですね。」

とは言うものの、お子様達はそんなママの背中を見て「カッコイイ」と思っているに違いありません。だってオールマイティーなママなのですから。

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