働く障害者インタビュー「わたしのしごとば」

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障害者だからこそできる仕事で存在価値を見つける

K.Mさん

障害部位 上肢・下肢障害 5級
性別 女性
年齢 25歳
業種 人材派遣会社(テンプグループ)
職種 営業部門/人材コーディネーター・アシスタント


元気で明るくかわいらしいイメージの女性Kさんは、大学を出てすぐに新卒で今の人材派遣会社に正社員として入社しました。
学生時代には福祉の勉強をしていて、福祉・介護関連の道に進むことを希望していたそうですが、自分の身体にかかる負担なども考えた末、4年生の8月に方向転換を決心しました。
実際に転職活動をスタートしたのは10月に入ってから。少し遅めの決心だったため、必然的にスタートも遅れ、焦りも感じていたと言います。
そんな中で、障害者専門の人材紹介会社の存在を知り、その会社から紹介を受けたのが現在の会社だったそうです。
当時を振り返り、「とにかく仕事に就きたかった、将来に不安も感じていたのでそれに対する安心感を得たかった」と語るKさんは、希望通り無事内定をもらい入社が決定しました。



現状に満足せず、どんどん欲張りに・・・それが成長の証

入社したての頃は何もかも新鮮で「とにかく就職したい」という希望が叶ったことに喜びを感じていたといいます。
けれども、「働けていること自体が嬉しい・・・」そんな思いから、仕事も充実してきて、自分自身も成長するとともに徐々に現状に満足できなくなり、貪欲な気持ちが芽生え始めました。

「もっと人とかかわる仕事をしたいという気持ちが大きくなり、“事務一本”という業務内容に不足感を感じるようになってきました。今、目標に定めているのは、人と接し、人のためになる、お仕事を紹介するポジション「人材コーディネーター」です。そのために、まずは営業同行や登録者対応など積極的に行って、職域を広げていきたいと思っています。そして次のステップとして、求人を探している方へのお仕事の紹介などにも携わりたいですね!」

配慮を求めるだけでなく、自ら理解を促していく

オフィス風景そんな前向きなKさんですが、やはり苦労もありました。

「最初の頃は周囲の人達にとっても障害者の対応は初めてのこと。当然ながら、障害に対する理解がすぐには得られず、それを伝えるのに大変な思いをした経験もあります。
実は、私の持つ障害の特徴として、普通以上に人の視線が気になってしまったり、狭い場所にいると閉塞感が沸いてきたり・・・といったものがあるのですが、そんな状況になると手が震えるなどの症状が出ることもあります。それを抑えるため処方薬を飲むと、強い眠気が襲ってくることもしばしばあります。
こういう実情を周囲に打ち明けられていない頃は、「なんか眠そう」とか「やる気が無いのかな」などと思われているのではないか・・・?という不安を感じていました。
周囲の方も、ひとつひとつわかってくれようと努力してくれ、私も自分の障害について、きちんと話して理解をしてもらえるような努力をする。その積み重ねこそが、自分が社会で活き活きと輝くためには重要なんだということを悟りました。」

障害者採用で入っているからと、それに対する配慮を会社や周囲に求めるばかりでなく、自分からも理解を促していく、情報発信していく・・・Kさんの話からは、そういった前向きな姿勢を感じさせられました。

障害者である自分にしかできない仕事で存在価値を確立させたい

オフィス風景「最終的には“私にしかできない職域”というものを作りあげ、事務もこなすし、営業同行やコーディネーターの仕事も担当する・・・そんなマルチに動ける人になりたいと思っています。障害者である私だからこそできる仕事やポジションはきっとあるはず。そこでがんばることにより、自分の存在価値を確立させたいのです。」

「将来の夢・・・それは、普通に結婚して幸せになりたい・・・ということ。正直な話、学校を卒業してこうして仕事に就くまでは、この先ずっと親に面倒を見てもらって生きていくのかなぁ・・・なんて思っていましたが、社会に出て働くようになって、自分でできること、自分にも活躍できる場所がたくさんあることを知りました。なので、今後もできるかぎりのチャレンジをして、いろいろなことを経験して、もっともっと活動の幅を広げていきたいと思っているのです。」

目をキラキラさせながらそう話すKさんは、活き活きと輝いて見えました。 (写真右がKさん)

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