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人材紹介会社を利用して、キャリアを活かせる仕事を得た
A.Mさん
| 障害部位 | 聴覚障害 4級 |
|---|---|
| 性別 | 男性 |
| 年齢 | 53歳 |
| 業種 | 特例子会社(テンプグループ) |
| 職種 | 事務部門/事務 |
Aさんは生まれつき聴覚に障害を持っています。実生活においては、マンツーマンならば相手が話していることが聞きとれますが、ミーティングや会議のように大人数になると、一人一人の口の形を読み取るのが難しくなるため、話が理解しにくいそうです。職場では、周囲のフォローのもと、筆談やメールでのやりとりを取り入れながらコミュニケーションを図り、ほぼ問題なく業務に取り組んでいるとのことでした。
人材紹介会社を利用して、キャリアを活かせる仕事を得た
Aさんは現在の会社に入社して3年目。それまではCAD関連の仕事やデータ加工などの事務仕事に合計で20数年就いてきました。
業務内容や職場環境の変化に伴い前職を退職した後は、それまでの経験を活かせる仕事・・・という視点から事務系の仕事を中心に転職活動をしました。そんな時に登録した障害者専門の人材紹介会社の紹介により、今の職場への入社を決めました。
「転職活動で、初めて“障害者を専門としている人材紹介会社”があることを知りました。障害者専門の人材会社に登録をしましたが、コーディネーターがきちんと私の障害の状況や、希望する職場環境、今までの経験をていねいにヒヤリングしてくれたのが印象的でした。いくつか出した条件にピッタリとはまった会社を紹介してくれ、自分のスキルやキャリア・得意分野を発揮できる今の職に就けたことをとても嬉しく思っています。」
採用面接では、自分の事務経験や、PCスキル、決められたことをキッチリとやり遂げられる性格などをアピールし、無事内定を勝ち取ったそうです。
欠かすことのできない周囲の理解とサポート
Aさんの今の業務はデータ入力がメインです。予め決まった条件に基づいてインターネットで情報を検索し、データベースへの入力を行います。前職でも同じような業務に携わっていたため、そこで培った経験が役立っているし、まさに希望していた職種だと言います。
一見単純作業であるかのように見えますが、一日ごとのノルマ件数を定め、毎日それを目標に業務に臨む・・・ノルマに達した日の達成感、日々達成を積み重ねていることにより周囲の信頼を集めていることを感じる瞬間が、Aさんのモチベーションでありやりがいにつながっているそうです。
「聴覚障害を持っていることで、業務に直接関わる苦労は特にはありませんが、やはり会議やミーティングに参加し、そこでリアルタイムに発言したり意見交換したり・・・といったことは難しいですね。ミーティングでは進行係の前に座らせてもらい、口の動きを読みながら話を聞くようにしたり、会議中聞き漏らしてしまった後で個別に教えてもらったり・・・そうした周囲の協力のおかげで、なんとか乗り越えられています。やはり、職場の理解、周りの人のサポートは仕事をしていく上で貴重ですね。」
一貫した職種に就いてきたことによるキャリアアップの可能性
将来は、事務の分野でのキャリアを活かして、老人ホームなど福祉施設でのオフィスワークを担当してみたい・・・そんな夢を持っているAさん。
今の仕事もそこに行き着くまでの大切なスキルアップ・経験の場だそうです。
「この仕事を続けながら、もっともっと事務の処理能力を高めたり、自信を持って自分のやりたいことにチャレンジできるまでに成長したいと思っています。」
事務職という一貫したキャリアを気づきながら、着実にキャリアアップ・キャリアチェンジに成功しているAさんは、きっと次の夢も自分の力でかなえることでしょう。


