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前職の経験を活かして・・・障害者手帳を活用したキャリアアップ
O.Hさん
| 障害部位 | 内部障害(腎臓) 1級 |
|---|---|
| 性別 | 男性 |
| 年齢 | 48歳 |
| 業種 | 特例子会社(テンプグループ) |
| 職種 | 事務部門/事務 |
Oさんが内部障害を持ったのは4年前。それまでは、IT系企業で、プロジェクトマネージャーを勤めていました。コンピューターの2000年対応に追われ多忙な日々を送っていたころから身体の異常を感じ始め、やがて腎臓の疾患が発覚したそうです。当初は薬を飲みながら働いていたような状況でしたが、次第に通院が必要な状態になりました。けれども当時の会社には、なかなか病状を理解してもらえず、やむなく退社。
退職後しばらくの休職期間を経て、ハローワークで見た求人情報をもとに今の会社に応募、就業が決定しました。
前職の経験を活かして・・・障害者手帳を活用したキャリアアップ
入社時は、他の業務に従事していましたが、前職でのマネジメントのキャリアや、その年齢的な成熟度をかわれ、現在は事務請負のセクションで業務のとりまとめ等の役割を担っています。
Oさんの具体的な業務内容は、請負業務の実務を中心に、まとめ作業や人の割り振り、スケジューリングから全体的なコントロールを行っています。それら以外にも、請求明細の処理などの業務も任されるようになりました。以前の経験を活かして、得意分野である作業の効率化や仕事の手順・構成を練ったり・・・といった、マネジメントに近い業務も楽しんでやっています。自分自身に営業活動がない分、前と比べて気持ちの面で楽なのは確かです。ストレスを溜め込まない余裕が心にできてきたし、残業をしなくてすむよう業務のコントロールもできるまでになったし・・・体の管理と日仕事、そして家族関係を良好に保っていると言います。
縁の下の力持ち!?それにやりがいを感じる
「これは、一般的にも言われていることですが、障害者は特定の学校を出ていたり、就業経験が少ない方も多く、ビジネス的なルールを知らなかったりすることもあるそうです。そういう方に、ほう(報告)・れん(連絡)・そう(相談)の大切さを伝えたり、失敗を恐れずチャレンジできるよう後押ししてあげるのが年を重ねた私の役目。自身の経験も活かしてフォローしてあげたいと思っています。
若い社員が、自分の仕事に誇りと自信を持って活き活きと働いている姿を見ると心底うれしく思います。縁の下の力持ち的な役割かもしれませんが、これぞ仕事のやりがいですね。」
会社の理解から実現する体調管理と仕事のバランス調和
現在は週に3回の通院が必要な状態ですが、上司の理解もあり時間的に融通を利かせることができるため、それについての苦労は全く感じていないそう。うまく自分の業務を調整して体調管理とのバランスが取れているとのことです。
現在2人の男の子を持つ父でもあるOさんの将来の目標は、その2人を立派な男性に育て上げること。今はできるかぎりプライベートでの時間を大切にして、一緒にいてあげるようにしているそうです。
「自分がそうしているように、将来2人の息子には、奥さんを大切に、そして奥さんのご両親を大事にできるような大人になって欲しい。
すくすくと成長して、一人前に自立し家庭を築いて欲しい。自分の思う仕事について、幸せで充実した日々を送って欲しい、ただただそれを望んでいるんですよね・・・。」
そう、目を細めるOさんの顔には、家族から慕われる父であろう一面が見られました。


