働く障害者インタビュー「わたしのしごとば」

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良好な人的環境が、仕事のエネルギー源

Y.Tさん

障害部位 内部障害(腎臓) 1級
性別 男性
年齢 37歳
業種 特例子会社(テンプグループ)
職種 営業部門/事務・営業

数年間のキャリアの中断

複数の業種で販売や営業のキャリアを積んできたYさん。しかし、腎機能の低下による体調不良から、仕事を続けることが困難になりました。休養を余儀なくされ、それまで重ねてきた販売・営業職でのキャリアを一旦中断します。
4年前に人工透析導入後は徐々に体調を取り戻し、数年の休養の後、就業再開を決めます。障害者手帳を取得してから初めての就職活動。Yさんは障害者向け求人専門の人材紹介会社を利用、現在の会社を紹介されました。

「障害者の求人はほとんどが事務職。企業も『雇ってやる』といった態度のところもあって、条件的にも厳しいものが多かったです。今の会社を紹介されたとき、(障害者に対する)理解があるところだと感じました。働く上では理解あるところが重要。また会社の場所もよかったので、職種はどんなものでも先ず頑張って見ようと思い応募。話もトントンと進んだので入社を決めました。」

未経験職種での就業再開

現在の会社入社は2年前。インターネットで企業情報を収集して、Excelの表にまとめていく作業を担当します。それまでパソコンの操作経験はあっても、特にパソコン事務を行っていたわけではありません。初めて経験する業務内容だったと思いますが…?

「仕事をしながらのスキルアップです(笑)。分からないことがあれば、すぐ周りの人に『これどうやってするの』って聞いて。知っている人に聞いた方が早いですからね。分からないことを教わっているうちに、周りの人に慣れることができますし。」

また、担当業務は社内で新たに開始したばかりの業務。Yさんは立ち上げから間もない頃にメンバーとして加わっています。

「初期メンバーだったので、自分たちで意見を出して、業務のやり方等を作れたのは良かったです。パソコンの処理は極力簡単にするなど、自分達がやりやすい形にまとめていけました。人もどんどん増えていくので、『新しい人が入った時に簡単に出来るか』を考えて作り上げました。」

柔軟な吸収姿勢と未経験者の視点を活かした発想で、未経験職種でのデメリットを払拭。成果を上げた様子がうかがえます。

仕事内容より人重視!

2年近く上記業務を担当した後、この春からYさんは別事業の営業担当になりました。前任者の退職による異動で、再び営業職に戻ったYさん。透析のため週2日は午後早い時間に退社しますが、外回りは他の日に調整するなどスケジュール管理は万全です。営業業務の手が空いた時は、他の仕事も手伝うことがあるそうです。

「元々、人との会話が好きなんです。仕事はどんなものでも大変。だったら、人に馴染めるかが大切。人が楽しければ仕事も頑張れる。仕事を行う際には、そこから始めようと思っています。」

様々な年代の人が働く会社。年代的にちょうど中間層のYさんは、率先して声かけを行い、誰もがフランクに話せる環境を大切にしているそうです。

仕事の可能性は、本人の意欲と判断で!

 自身の就職活動を通して、Yさんは障害者の雇用状況の厳しさを感じたといいます。障害者雇用に対して、次のように期待を語っていただきました。

「障害者に対しては、企業が『このくらいなら出来るかな』って、出来る仕事をあらかじめ決めちゃっている感じがします。『車椅子に乗っているから』など、障害を基に考えすぎているような…。実際は個人によって色々。出来る出来ないは、企業でなく本人が判断して職種を選べるようになればいいと思います。あとは意欲。健常者と同じ目線で評価する企業が増えるといいですね。そういう企業が増えると、職種ももっと広がると思います。」

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