企業インタビュー

top > 企業インタビュー > 株式会社三菱東京UFJ銀行 Vol.02


株式会社三菱東京UFJ銀行 Vol.02

株式会社三菱東京UFJ銀行

 

 

三菱東京UFJ銀行の前回の企業インタビューで、人事部の仙崎さんと小池さんに登場していただいてから約2年経が経ちました。この2年間の同社における障がい者雇用への取り組みの変化や、すでに働いている方たちの様子、今後の展望などを改めてお伺いしました。

今までも積極採用、これからも積極採用

「もともとの方針の全体感に変わりはありません。障がいのある方を積極的に採用し、本部・支店・センターなどで活躍して欲しいと考えています。現在就業中の障がいのある方は全体で約480名。この2年間で新たに25名以上の方を採用しており、定年等で退職される部分をカバーしています。」

 

7月1日に障がい者雇用制度が変わりますが(詳しくはこちら)、この部分に関しては、業務の実態に合わせて適宜対応して行く予定です。そのため制度の変更に関係なく「今後も“将来的に正社員登用の可能性のある嘱託社員”という雇用形態での採用を積極的に進めていきたい。」とのことでした。

 

「もちろん、短時間勤務に対応しているケースもあります。 例えば、お子様の育児の関係など、家庭のご事情で時短が必要なケースには遅出や早帰りなど、適宜個別に対応したりしています。」

入社後の手厚いフォローと 高い正社員登用率

“正社員登用制度”とういうのは、正社員を目指す方にとっては魅力的な制度。 実際に、その目標を現実のものとし、正社員として活躍している方もたくさんいらっしゃいます。

 

「正社員登用制度に関してですが、私どもとしては、入社した皆さんには、仕事を覚え環境にも慣れてきたところで、さらにステップアップしていただきたいですし、もっともっと長く勤めていただきたいと思っています。 そしてこの制度に期待して三菱東京UFJ銀行への入社を決めてくださっている方々も多いわけで、それにきちんと応えてゆくためにもこの制度を円滑に運用することが大切と思っています。 チャンスはみなさん公平にありますのでぜひチャレンジして欲しいですね。」

 

「長く勤めて欲しい」・・・そんな思いで仙崎さん・小池さんは、全国の支店で働く障がいのある方を、良き相談役としてフォローされています。 採用だけでなく、500名近くもの障がいのある社員さんの入社後のフォローやケアに力を入れている三菱東京UFJ銀行。実際には、どのような形で行っているのか?が気になります。

 

仙崎様「ときどき、悩み事や困った事など、メールなどで相談されることがあります。会社としては健康面の問題を相談できる“健康相談窓口”も設けていますが、採用に係わった気軽さから、直接私達にも寄せられます。」

 

そうした相談などは、適宜お二人で対応しているとのこと。別途対処が必要な場合には、実際にそれぞれの職場に出向いてご本人と面談したり、その部署と相談して要点を整理しながら問題解決のお手伝いをしたりすることもあると言います。

 

「現場を訪れることにより、普段なかなか見えないものが見えてきた・・・という経験も多々あり、私達としても勉強になっています。 初めての銀行での仕事で、不慣れな環境で神経を張り詰めて仕事をしている方たちからお話しを聞いたり、障がい者の受け入れ経験が少ない職場の人たちの意見を聞くことで、本人と周囲との間で誤解による行き違いがあるとか、それにより感じていることや思っていることをうまく表現できていないとか、様々な問題点や解決策も見えてくるのです。
それらにひとつひとつ対応していくことにより、皆さんが長く頑張れる環境にしていきたいですね。これこそが三菱東京UFJ銀行の組織対応だと思っています。」

 

入社配属後も、ちゃんとフォローして下さる体制は、非常に心強く確かな安心感を覚えます。 入社後の現場での指導とサポートは手厚いとのことで、正社員登用される方の割合が多いというのも納得です。

“長く続けて欲しい”から対応は柔軟に

小池様三菱東京UFJ銀行では、半日休暇取得の制度があります。 この会社で働く障がいのある社員さん達は、例えば、午前中に病院に行き、午後は仕事をする・・・あるいはその逆のパターンで休暇をうまく使いながら通院と仕事を両立させている方もいらっしゃいます。 制度については採用面接時にもしっかりと説明されているので、入社後、会社の制度を上手に活用されているようです。

 

「当行では産休・育児休暇の制度も充実しており、障がいのある皆さんにももちろん利用していただけます。社員の中には産休から職場復帰し、子育てと仕事を両立している女性もたくさんいますよ。」

充実した制度が整っていながらも、「障がいのある方は個人個人でその状態も状況も異なりますよね。そのため柔軟な個別対応が必要だと考えています。」とのこと。お二人のこの言葉には“長く続けて欲しい”という会社としての考えが表れているように感じました。

 

また、東京丸の内にある本店の設備としては、車椅子対応のエレベーターが設置さている他には、以前のインタビューの時から大きな変化は無いとは言うものの、一方で今年5月には、バリアフリー設備や車通勤への対応などの環境を整えた、二つ目の特例子会社を神奈川県相模原市に設立し、2011年4月から本格的な業務の開始が予定されているそうです。 これによって、今後採用を検討できる障がい状況の幅が相当大きく広がったと考えているとのことです。

人物重視の面接では、自分の意思をしっかり伝えて

選考においては、第一に“人物重視”だそうです。チームワーク良く協調性を持って仕事に取り組めるか?それがやはり“長く勤める”には大切な要素だと考えられています。

その上で、何度も行う面接を通じて、自分自身で考えて行動できるか? 自らが「障がいがあるから・・・」と躊躇するようなことなく、周囲の仲間たちと同じ気持ちで働いてゆけるか? そして、なによりも長く続けたいという気持ちがあるか? そういった前向きさや積極性をお持ちの方が最終的に内定までたどり着くことが多いようです。


また、面接では「何ができるのか」「何が苦手なのか」、「何がしたいのか」そして「何をサポートして欲しいのか」等々自分の意思をしっかりと伝えて欲しいとのこと。
入社前にちゃんと理解を深めていくことで「この方だったらこんな仕事で頑張ってもらえるのではないか?」と、その方の適正を考えながら現場と協議しすることで、その方によりマッチするポジションを見つけてゆけるそうです。

 

「我々も、常に全国の部署にある“仕事”の中から、それぞれの方にマッチする業務をイメージしています。面接で、ご自分のできること・できないこと。周囲にお手伝いをお願いしたいことなどを具体的に話していただくことにより、そうしたイメージがハッキリして、結果的に職域が広がることになりますね。」

 

前述の「障がいがある方は個人個人でその状態も状況も異なるので臨機応変な個別対応が必要になります。」といった言葉にもありましたが、既存の仕事やポジションに合わせた障がい者採用では、なかなかそれぞれに合う仕事が見つからないことが多いので、“一人一人の諸条件に適した仕事を検討する”ということを大切にされているそうです。そのためにも、就業者のフォローだけでなく“職域開発”という観点からも現場を訪れ、本人や各担当者から話を聞く・・・といった活動を重視しているとのことでした。

 

三菱東京UFJ銀行としての、障がい者雇用に向けた環境整備や制度などに加え、採用をご担当されているお二人の「長く続けて欲しい」という思いやフォロー体制が、この会社で長く頑張る方が多い理由なのだと、お話を聞いていて確信しました。

 

どんな会社でもどんな仕事でも、実際にスタートしてから壁にぶつかることも多いと思いますが、そんな時、三菱東京UFJ銀行のように、話を聞いて解決への手助けをして下さる良き相談相手がいるかどうか?・・・という点も、就職活動においてチェックすべき重要なポイントのひとつだと言えそうです。

株式会社三菱東京UFJ銀行の企業インタビューバックナンバー
バックナンバー「三菱東京UFJ銀行 Vol.01」はこちら

page top